それで、すごいのがそのあとの探偵さん。
女性は、名古屋駅周辺でウィンドーショッピングを楽しみ、一人、ランチを食べ、近鉄特急を予約するのを確認。
女性のすぐ後ろに並び、どの特急か確認しながら、となりの窓口でチケットを購入。
当然、予約した車両が違っていたそうなのですが、車掌さんがチケット確認に着た際、上手に女性の見える位置に、座席の変更をしてもらったそうです。
夕方、女性が家に帰るまで尾行。
見事、女性の住まいまで確認できたのです。
そこまで確認できれが、あとは、順調に調べがついたのだとか。
相手の女性は、対象者が転勤前にいた支店で、昔一緒に働いていたという同僚。
一緒に働いた期間は2年ほど。
その後、同じ会社の社員と結婚した彼女は、旦那さまについて大阪へ。
そのころは、特に何もなかったみたいです。
それから、7〜8年たって、離婚した彼女が復活した就職先が、同じ会社の大阪支店。
しばらくして、支店へ電話した対象者が、たまたま電話に出た彼女に気が付き、旧姓に戻っていた彼女の状況を察し、声をかけたことがきっかけになったのではないか?ということでした。
あとでわかったことなのですが、彼女が本社の名古屋での会議に参加できるよう、口聞きしたのも対象者だったらしいです。
彼が一緒に仕事をしていたときの彼女の仕事ぶりを、上層部にさりげなく報告し、そのうち、ある仕事をきっかけに、彼女も月一度の本社会議にときどき参加するようになったのだとか。
そりゃ、彼女の方も頑張っちゃいますよね。
その会議に参加できれば、大好きな対象者に会えるんですもん。
探偵さんが聞きこみをしてある程度わかるくらいですから、会社の中では噂になっていたんだと思います。
まあ、細かいところは、依頼者である奥様が、直接、旦那さまから聞き出したみたいなんですけどね。
まさか、第二対象者が、関西から来ているなんて、考えもしませんでしたから、探偵さんという職業は、つくづく先の読めない仕事なんだなって思いました。
調査しているうちに、大阪ですよ。
びっくりしちゃいますよね。
ある程度、お金も持ち歩いていなければ、何事にも対応できませんしね。 |